近年夏の7月頃から増加傾向にあるRSウイルス感染症。
特に2023年は過去10年で最多の患者数を記録しており警戒が必要です。
◆RSウイルス感染症は呼吸器の疾患です
1 歳までに50~70%以上が感染し、2歳までにはほぼすべての小児が少なくとも 1 度は感染すると言われています。
潜伏期間は2〜8日間、多くの場合4〜6日間です。
◆RSウイルス感染症が急増しています
例年冬期に見られるRSウイルス感染症ですが、近年夏の7月ころから増加傾向にあります。
特に2023年は過去10年で最多の患者数を記録しており警戒が必要となっています。
◆RSウイルス感染症は呼吸器の疾患です
1 歳までに50~70%以上が感染し、2歳までにはほぼすべての小児が少なくとも 1 度は感染すると言われています。
潜伏期間は2〜8日間、多くの場合4〜6日間です。
◆どのような症状?
発熱や鼻汁、咳など、軽い風邪のような症状が出て、通常は数日から1週間くらいかけて徐々によくなります。
しかし、重症化すると気管支炎や肺炎の兆候が見られ、中には呼吸困難を起こして入院することも。
特効薬などはないため、基本的に対処療法にて対応します。
◆「接触感染」と「飛沫感染」で広がります
一般的な対策として以下が有効です。
・日常的に触れるおもちゃや手すりなどをこまめに消毒
・咳などの症状がある場合にはマスクを着用
◆感染を拡大させないために
万が一感染した場合、他の人に感染を広げないために、
「手洗い」の徹底、
家庭内でも「タオルは別々に」、
そしてこの時期大切なのが「換気」です。
クーラーや暖房を使って、窓を閉め切るというご家庭もあると思いますが、定期的に空気の入れ替えはするようにしましょう。
◆このような時は早めに受診を
お子様に下記の症状が見られたらすぐに受診しましょう。
・息を吐くときに「ヒュー、ヒュー」「ゼイゼイ」と音がする
・咳が続いて眠れない
・顔色や唇の色が悪い
・急激にぐったりする
・息を吸い込む時に肋骨のあたりがへこむ など